「生活の記録」として描かれた図案がテキスタイルによって表現されたアートピース

創業140年の日本を代表するテキスタイルデザインカンパニー〈fujie textile〉とグラフィックデザイナーの小林一毅さんの協業によって2025年に発表されたテキスタイルアートコレクション『Between black & white』。

テキスタイルの持つ可能性を追求し、新たな表現方法として制作された平面作品22種、立体作品2種は、小林さんが「生活の記録」として日々描き続ける図案をテキスタイルで表現し、アートピースへと昇華された作品です。

小林さんが描くのは、子どもと過ごす日々を通じて得たあやふやで不明瞭な輪郭たち。
子どもと遊んでいたり、散歩していたり、家事をしている最中に見つけたものを主な題材として、これは何だろうという問いから始まり、それに対する明快な答えが見つからないことも理解しつつも「描くこと」によって分別を試みています。

いつも小林さんが絵を描くアイボリーケント紙のような生成り色のテキスタイルに、黒のペンで墨入れをするように黒箔プリントがされています。
紙ではなく、綿麻の風合いが感じられるテキスタイルに図案を写すことで、シャープなモノトーンの印象に暖かみが感じられる仕上がりに。

壁掛けのアート作品というと敷居の高いイメージがありますが、小林さんの身近にある風景や普段の生活から生まれた何気ない記録から生まれた作品。
気がつけば暮らしの一部に溶け込んでいるような、親密な美しさを感じられる作品です。

Size：W445 × D27 × H610（mm）1.1kg
素材：（生地）綿55%、麻45%
（フレーム）木
※メーカー取寄品（在庫のある場合 1週間程度、受注生産の場合納期約2ヶ月）
※壁面取付用パーツが1点付属します。
※注意事項
・麻の特性として糸の節が目立つところがあります。
・黒箔の特性としてムラのように見えるところがあります。
・黒箔部分に小さな抜けが生じることがあります。
・手作業品のため、1点ごとに表情が異なります。
・デリケートな作品のため、お取り扱いには十分ご注意くださいませ。
・色あせや変色を避けるため、直射日光の当たらない場所への設置を推奨しています。高温多湿の場所、または極度に乾燥した場所への飾りつけや保管は作品が傷む原因になりますのでご注意ください。