kiji arita Bowl(2011)
¥4,620
〈kiji arita〉の茶碗。
kiji aritaの作品は佐賀県有田町でかつて作られ、保管されていたデッドストックの生地(絵付けや釉薬が施される前の素焼きの状態のもの)を再解釈し、その形状を際立たせる統一した釉薬によって完成させることで新たな作品を生み出しています。
基本的には全て製造停止となった生地を利用しており、保管されていた在庫がなくなり次第、その形状は販売終了となり、その後別の形状を新たにコレクションに追加することでラインナップ自体が流動的に変化していくような手法で運営されています。
青にも緑にも見える特徴的な釉薬の色は、自然豊かな有田ダムをイメージして独自に開発されたもの。
底にはあえて釉薬をかけずに、有田焼本来の白色を活かしたコントラストが印象的なデザインになっています。
各作品の底面には、手書きで小さくその形状がデザインされた年が記されています。
MAでは現在展開されているコレクションから、異なる年代と形状をお楽しみいただけるようにその形状がデザインされた年代のより古いものと、逆に現代のものが混在するようにセレクトさせていただきました。
失われつつある高度な手仕事の技術が込められた多様な形状の生地が製造停止によって廃棄されていくことに疑問をもったディレクターの石澤依子さんとオランダ人アーティストのSander Wassink(サンダー・ワッシンク)さんによって生まれたkiji arita。
その形、その色、その素材。
記憶と時の移ろいが垣間見えるコレクションをぜひご覧くださいませ。
Size:Φ115 ×H50 (mm)
素材:磁器
使用区分:電子レンジ:〇,食洗器:〇, オーブン:×, 直火:×, IH:×
*注意事項
・長期間にわたり保存されてきた生地を使用しているため、1点1点の色味や釉薬の風合いが異なります。また、作品の特性上釉薬の反応の差異によってシミのような形に濃くなっていたり、薄くなっている表情のものが見られる場合がございます。
・ 洗浄する際は、やわらかいスポンジに台所用洗剤をお使いください。
・ ヒビ、カケがあるものは思わぬ時に破損することがありますので使用しないでください。
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Kiji Arita
「kiji(生地)」とは、絵付けや釉薬が施される前の素焼きの形状を指します。
未完成ながら美しいこれらの素焼きのボウル、カップ、皿は、佐賀県有田町の工房や工場でかつて作られたもので、時代と共に倉庫で埃をかぶり、忘れ去られていました。
しかし、これらのデザインは、日本の食文化の進化に対応するため、有田の職人たちが丹精を込めて生み出したものです。
戦後から現代までに作られた生地の形状は非常に多様で、失われつつある高度な手仕事の技術が込められています。
本プロジェクトは、物や場所の価値を再発見し、独自の視点で再構成する手法を得意とするオランダ人アーティスト、Sander Wassink(サンダー・ワッシンク)と共に、「Kiji Arita」として始まりました。
新たな形状を作るのではなく、既存の生地を利用して再編集し、現代の食卓に合う新たな機能を用い9アイテムから成る1つのコレクションを発展させました。
ティーポット S L、ボウル、マグ、カップ , 豆皿、プレート M, プレート L、サケカップ、ソーサーで構成されています。
色は、これら多様な形状を際立たせるために一種類に統一しています。
青にも緑にも見える深く澄んだ色は、自然豊かな有田ダムをイメージし、底には釉薬をかけず、有田焼の白磁の美しさを際立たせています。
また、カップやボウルなどの立ちものは、有田の技術ならではの手作業による繊細なラインを際立たせるため、マットな表面で仕上げられています。
各アイテムの広台部分に手書きで小さく刻まれた数字は、その形状がデザインされた年を示しており、異なる時代と形状を楽しんでいただけます。
基本的に全て、製造停止となった生地を利用しており、各形状が売り切れ次第、販売は終了となります。その後、別の形状がコレクションに追加されるため、コレクション自体が流動的に変化します。
同じ形状を複数ご用意できない場合もございますが、ご理解の上、日本の食文化と有田焼が織り成す、記憶と時の移ろいが垣間見れるコレクションをお楽しみいただければ幸いです。
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