2026/07/08 15:00

加藤花香さんは武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、陶芸家の吉田直嗣さんに師事。
今春に故郷である千葉県で独立されました。
加藤さんの作品と初めて出会ったのは、個人での活動としてオンラインで白磁のカップを販売されていた時。
若い作家の活動を応援したいという些細な気持ちで購入した作品は、いつの間にか暮らす中で最も手に取る回数の多い食器になっていました。
お茶もコーヒーも、夜にはワインや日本酒も、どんな飲み物を入れても受け入れてくれる懐の深さ。
手によく馴染み、スタッキングすることも考えられた形状。それはなんでもない、よくありそうな器だとも思うのに、これまで見つけられなかった器でした。

毎日使い続けているうち、初めて買わせていただいたカップは不注意で割ってしまったのですが、厚かましくも追加で購入させていただいた時「いつか独立された際には作品を販売させて欲しい」とお伝えしていました。そして、この度独立された加藤さんの作品を小売店としては初めてご紹介させていただきます。

白磁と言えば世界的に有名な陶芸家である黒田泰蔵さん。そして黒田さんに師事されていた吉田直嗣さん。
その系譜は静謐な雰囲気で背筋が伸びる、張り詰めた糸のような緊張感のある作品です。
そのような印象とは良い意味で異なり、加藤さんの作品はとても日常的で朗らかな表情をしていて、例えるのであれば洗いざらしのシャツのようなささやかな高揚感を帯びた日用品。

今回は私たちの出会いの経緯も含めて白磁と向き合っていただきましたが、今後はしばらく白磁にこだわらず、様々な材料や技法と向き合いながら彼女自身の表現を探られるそうです。
そういった意味でも陶芸家としてのこれまでを総括する機会であり、そして新たな第一歩を踏み出していく加藤さんの作品を、4日間という短い期間ではありますが豊富なラインナップでご紹介させていただきます。

最終日以外は加藤さんにもお越しいただきます。
ぜひ、節目となる期間に立ち会っていただけると嬉しく思います。

7月17日(金)~7月20日(月祝) 13:00~19:00
加藤花香さん在店日:7月17日(金)、18日(土)19日(日)

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