Ilmm design journal #0
¥4,620
SOLD OUT
日本発のデザインジャーナル誌『Ilmm』の創刊号です。
海外ではARK JOURNALやApartamentoなど、プロダクトやインテリアデザインを扱う雑誌はいくつかありますが、日本にそういった内容を専門的に扱う定期刊行物はこれまでほとんどありませんでした。
そんな中でデザインジャーナリストの土田貴宏さんやデザインディレクターの吉田裕美佳さんらによって今年生まれたのがIlmmです。
国内外のインテリアデザインにとって重要な方々から発信される作品やインタビュー、現在において注目すべき動向やその背景が、隅々にまで気を配られたブックデザインとともに構成されています。
MAでは最新であるものよりも最適であるものを取り扱いますが、
知識はそうでなく、Ilmmのような媒体から最新で確かな情報を得ることで、デザインと密接な私たちの生活の中に活かすことのできる場面がきっとあるのではないでしょうか。
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デザインジャーナル『Ilmm』の第0号。2024年秋の本格的な創刊のプロトタイプであるとともに、本誌の方向性を明確に伝える内容になっています。世界の第一線で活躍するフォルマファンタズマ、サビーヌ・マルセリス、セシリエ・マンツ、コンスタンティン・グルチッチといったデザイナーについて、独自のインタビューに基づく長編記事を掲載。巻頭ではベルリンを拠点とするゴンザレス・ハーゼAASをフィーチャーし、これから注目を集めそうな世代にもフォーカスしました。デザイナーの三澤遥による作品「ものうちぎわ」や、デザイン評論家の藤崎圭一郎によるエッセイも収録。2種類の表紙をご用意しています。
■#0 Contents
Gonzalez Haase AAS - 構造、光、素材がつくる形ある美しさ。
Sabine Marcelis & Paul Cournet - ふたつの輝く個性とひとつの暮らし。
ものうちぎわ / 三澤遥
Cecilie Manz - 静けさのなかに潜む確かさ。
Cure.tain / Ksenia Oganesyan - すべてがカーテンになる。
Overtreders W - 仮設から探る、循環型建築の未来。
1995 歪んだ夢の終わりと始まり / 藤崎圭一郎
NM3 - ミラノ発、メイド・イン・イタリーの新しいモダニズム。
Uncapturable / 井手裕介
Konstantin Grcic - 抽象とともにあるクリエイション。
Giustini / Stagetti - ローマから過去と未来を繋ぐコレクティブルデザイン。
Formafantasma - 人と、人を超えた外世界との仲介者、フォルマファンタズマの向かうところ。
FLOOAT / 吉田裕美佳 - すべての本質は、見えない部分に隠れている。
誌名:『Ilmm #0』
判型:A4版
頁数:208頁
言語:日本語 (English summaries available on the website)
ISBN:978-4-9913447-0-1
発売日:2024年4月1日
発行:FLOOAT
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Ilmm
『Ilmm』は、デザインを専門に扱う日本発のインディペンデントマガジンです。フォーカスするのは、プロダクトとインテリアを軸に、建築やグラフィックなどを含めた多様な領域。企画者と協力者のチームが直感を生かし、創造のプロセスや社会的意義も意識して、 世界各国のデザイナーの思考や動向を紹介します。同様に、歴史的なデザインも新しい視点で捉え直すことを試みていきます。
大量のデータが高速で行き交う現在、紙のメディアの立ち位置は揺らいでいます。しかし年2回発行の定期刊行物の冗長性と情緒性にふさわしい、デジタルメディアにも書籍にも収まりにくい情報は存在していて、そこには確かな潜在力があるはずです。『Ilmm』はデザイナーへのロングインタビューをはじめとする長文のテキストと豊富なビジュアルで誌面を構成し、このフォーマットならではのクオリティと深度を目指します。後々まで読み返すことを前提として、すべての記事が構成されているのです。また国内の主要な媒体にも寄稿している経験豊富なコントリビューターが参加・協力しているのも特徴です。こうしたコンテンツをいっそう際立たせる誌面のアートディレクションには、加納大輔を起用しました。一方、インスタグラムで日常的に発信を行うほか、誌面と関連したエキシビションなどの空間を使った企画も行いたいと思います。
デザインは専門性が重視される分野でありながら、その恩恵は世の中のすみずみに広がる性格をもちます。ゆえに『Ilmm』が想定する読者は、この分野に関心をもつあらゆる人々。世代、知識、経験にかかわらず誰もが満足できる、寛容なメディアを志向していきます。